2021 vol.5 タウントーク をオンラインで開催しました
Date:2021.09.01
2021年度第5回タウントークは8月26日(木)19時に開催された。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が出されるため、大学研究室でのスタジオ配信を中止し、すべてオンライン講演とディスカッションに変更した。録画したデータはストリーミングサーバ(Vimeo)にアップして、オンディマンドで視聴できる仕組みを設定し、タウントーク終了後、配信を開始した。
視聴者数は27人であった。今回からZOOMウェビナーを導入した。ZOOMウェビナーの大きなメリットである、”個人情報や画面共有での不安を払拭できる”という点でこの配信手法は非常に有効であった。また、タウントーク参加方法が非常に簡略化され、参加希望者は定時されたアクセスサイトからすぐに参加が可能となった。しかしながら、視聴者からの質問で使えるQ&A画面では、ホストとパネリストだけが質問内容を閲覧できる形式になっているため、ホストが質問内容を視聴者に説明する必要があった。今後ウェビナーの事前設定環境を精査し、最適化されたフォームでタウントークを実施する予定である。
今回のテーマは、「新たな時代の空港が果たす役割」であった。ゲスト・スピーカーの平池氏は、北海道エアポート株式会社が掲げる「マルチツーリズムゲートウェイ」構想や、その中で重要な戦略的事業方針の1つとなっている「北海道の魅力発信と地域活性化への貢献」について詳しく説明した。パネルディスカッションでは、新千歳空港をもっと地域住民が頻度に利用するための戦略や課題について、視聴者からも質問も交えて議論した。また、空港からの2次交通問題では、タウントーク終了後に知床の観光教育に関わっている方から、女満別空港-知床の交通アクセスに関する質問が寄せられた。今回のタウントークの議論を通して、空港に関わる課題解決で産学官の連携が深まる事を期待する。
9月30日(木)開催予定の第6回タウントークは「サービス工学による地域課題への取り組み」をテーマに、本学の小林大二教授が講演予定である。
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