【環境保全・産業】マイクロプラスチックによる環境汚染から水資源を守る

Date:2019.03.31

地域の課題

環境保全・産業

買い物袋などの使い捨てプラスチック容器は、分解されずにマイクロプラスチックとして河川や海を汚染しています。
千歳市が誇る水資源であう支笏湖や千歳川などを監視する必要があります。

千歳市が誇る水資源

環境省の湖沼水質ランキングで9年連続全国1位に選ばれた支笏湖、その支笏湖から流れ、天然のヤマメが泳ぎ、秋になれば多くのサケが帰ってくる千歳川は、千歳市が誇る美しく豊かな水資源です。
また、千歳市では環境省の「名水百選」にも選ばれた「ナイベツ川湧水」のを上水道の主水源としており、この「おいしい水」が飲料・菓子・食品メーカーが立地するきっかけのひとつにもなっています。
さらに豊富で良質な地下水も食品、電子部品・半導体など様々な企業のコスト低減に役立てられています。

環境保全・産業

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SNCプロジェクトのアプローチ

マイクロプラスチック汚染の監視

現在、世界の河川、湖、海には1億トンもの不法投棄されたプラスチックが浮遊していると推定されています。肉眼で見える(5センチ以上の)マクロプラスチックは、動物が飲み込んだり体に絡みついたりするため野生生命を危険に晒します。また、マクロプラスチックは、磨耗および太陽光によって分解し、いわゆるマイクロプラスチックと呼ばれる小さな粒子を形成します。この小さな粒子は、有害な微生物の付着を招き、有害な化学物質を吸着し、内分泌かく乱物質の放出を引き起こすため一層脅威をもたらします。私たちは電子顕微鏡等を用いてこれらの監視を行っています。

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