【活動報告】2022 vol.6タウントーク を開催しました
Date:2023.02.28
2022年度最後のタウントークは「多文化共生社会に向けた地域の取り組み」と題し、一般社団法人北海道多文化共生NET代表理事の五十嵐啓子氏が講演しました。
多文化共生とは「国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと」(2006年総務省の多文化共生推進に関する研究報告書)であり、国際交流、国際協力に次ぐ地域の国際化における第3番目の柱です。
苫小牧市では行政による明確な方向性が示されており、積極的な多文化共生推進を実施しています。
2020年度の「苫小牧都市再生コンセプトプラン」の4本柱の1つに人材育成・多文化共生があり、そこでは国際交流推進による多文化共生の実現、人材活用・育成による次世代産業の創設が明記されていると五十嵐氏から解説がありました。
千歳市の2022年6月現在の在留外国人数は797人で人口比率は約0.8%となっています。在留資格の種別としては【永住者(159人)、技能実習(156人)、技術・人文知識・国際業務(130人)】が5割以上を占めており、北海道全体や苫小牧市とは異なった構成となっています。今後、在留外国人の増加と共に、千歳市も多文化共生社会の実現が必要になっていきます。他の地方自治体の先行事例等を参考に、外国人との緩やかなつながりが感じられる地域社会を実現できるように願います。
次回の2023年度第1回タウントークは、まちライブラリーで4月27日(木)19:00に開催予定
です。
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