稜輝祭シンボルアートを作成しました
Date:2023.10.19
10/15(日)、本学では第23回稜輝祭が実施されました。
稜輝祭入口ゲートの付近には、3メートルはあろうかという大きくてカラフルなクワガタのモニュメントが飾られ、フォトスポットとしてもイベントを盛り上げました。
このクワガタモニュメントは、今年8月から学生有志合計14名で作り上げた作品となります。
授業の合間に作業場に集まり、少しずつ作り上げていきました。主に塩ビパイプを熱で曲げて骨格を形作っており、特に気温が高かった夏場には大変苦労したそうです。
モニュメント表面のプリントは、電子顕微鏡で撮影した画像にオリジナルのイラストを描き足したもの。
このイラストは8月に実施したオープンサイエンスパーク「ミクロの世界への冒険」に参加した千歳市内の小中学生10名が制作してくれました。
遠くからでもよく目立つ大きなクワガタ(なぜクワガタなのか?それは大学周辺の森で多く生息しており、何よりかっこいいからです)は来場者の目を引き、子供から大人まで沢山の方が記念撮影をしてくださり、稜輝祭のシンボルとして一役買っていました。
今回の取り組みは地域連携センターの「サイエンス×アート事業」として実施いたしました。
この事業は「STEAM教育」と「地域連携」を実践していこうというアイディアからスタートしています。STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした、理数系学問に芸術を加えた教育理念です。
本取組の目指すところとしては、本学学生にはアーティスティックな視点から作品作りの面白さを体験してもらい、千歳市内小中学生には電子顕微鏡で撮影したミクロの世界の画像から知的好奇心と創造力を膨らませてもらうことで、STEAM教育の啓蒙普及を推進するというものでした。
とはいえ、本学は理系の大学ということもあり、こういった芸術分野の取り組みは初めての試みです。
アーティスト Noji氏(千歳市在住)に指導を仰ぎ、ひとつひとつ手探りで作業を進めていきました。
参加した学生たちは、それぞれの思いで作業に参加してくれたようです。
とある学生は参加理由に「元々アートに興味があり、制作に携わることができて良かった。これまでコロナ禍等でイベントに参加した経験が少なかったが、良い経験になった」と話してくれました。
出来上がった作品はとにかく「大きい!」
遠くからでもよく目立つその出来栄えに、関係者一同達成感に包まれました。モニュメント制作に携わったすべての方に、心から感謝申し上げます。