2023 Vol.4 タウントーク オンライン開催のお知らせ
Date:2023.12.07
2023年度第4回タウントークのテーマは「アート×デジタルが地域に新たな賑わいを創出」です。
北海道で元気な街の一つ、東川町が取り組んでいる町おこしをご存じでしょうか。東川町は1985年に「写真の町」を宣言してから継続的に街の魅力を写真で発信しています。「写真甲子園」という高校の写真部・サークルから募集する写真コンテストも人気です。最近では隈研吾氏らと2026年オープンを目指してデザインミュージアムの準備を進めており、アートを用いた地域の賑わい創出にさかんに取り組んでいます。
現代アートは社会的な課題をモチーフにすることが多くなっており、単なる嗜好としてのアートではなく、考える場を提供する手段として利用されるようになってきています。
本学の青木広宙教授は美術家の艾沢詳子氏とコラボして、2023年にアートとテクノロジーの融合を図る展示「Platform/舞台」を発表し、「アート&テクノロジー東北2023」で優秀賞を受賞しました。この展示では、ワックスを素材とするヒト型のオブジェにインタラクティブな光技術の効果を組み合わせ、リアルに作られた精霊、踊り子たちのオブジェを詩的に演出し観る人に深い感銘とインパクトを与えました。また、この展示では山田大揮氏が展示空間や舞台効果を担当しました。この作品のテーマは「社会の分断と人々の生活」であり、”見て楽しむ”だけでなく”考えて楽しむ”アート作品としての実装が試みられました。
今回のタウントークでは、これまでの青木教授らの活動や、青木教授と山田氏が1月に千歳市民ギャラリーで開催する展覧会「****のためのプロンプト」についてお話しを伺います。
おふたりに加えて美学研究者の山田萌果氏をお迎えし、展覧会のテーマでもある「世の中に存在する表現が誰による表現なのか」という視点について考えていきます。
さらに、アート×デジタルを切り口にしたアート展の、東川町の取組みのような地域の賑わいや最近話題のSTEAM教育に果たす役割についても考えていきます。
今回のタウントークも示唆に富む話題がいっぱいです。是非ご参加ください。
詳細は開催概要をご確認ください。
開催概要
2023年度 第4回 タウントーク
開催日 | 2023年12月18日(月)19時~20時 |
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会場 | オンライン+対面開催。申し込み不要です。 【オンラインで参加される場合】 【対面で参加される場合】 まちライブラリー@ちとせ |
テーマ | アート×デジタルが地域に新たな賑わいを創出 |
ゲストスピーカー | 公立千歳科学技術大学 電子光工学科 教授 青木 広宙氏 インストーラー、テクニカルコーディネーター、アーティスト 山田 大揮氏 北海学園開発研究所嘱託研究員 博士(文学) 山田 萌果氏 |
参加費 | 無料 |
開催方法 | ハイブリッド開催 |
開催URL | https://us06web.zoom.us/j/98346041887?pwd=UHo1TzdFakE0cVFHMTFib1d6NGhnUT09 |
申込先 | 申込は不要です。 |
主催 | 公立千歳科学技術大学・地域連携センター PWC観光振興研究クラスター |