公立千歳科学技術大学 地域連携センター

　2023年12月18日月曜日19時から20時の1時間、まちライブラリーを会場にハイブリッド型で開催された。
今回は「アート×デジタルが地域に新たな賑わいを創出」というテーマで公立千歳科学技術大学 理工学部電子工学科の青木広宙教授と、インストーラー・、テクニカル・コーディネーター、アーティストと活躍している山田大揮氏、そして北海学園開発研究所嘱託研究員の山田萌果氏が講演した。
最初に青木氏は、「アート＆テクノロジー東北2023」で優秀賞を受賞した作品「Platform/舞台」について説明した。この作品では美術家の艾沢詳子氏が制作した、紙とワックスを素材とするヒト型オブジェ集合体と青木氏の手掛けるインタラクティブな光技術の効果を組み合わせた。それにより精霊や踊り子たちのオブジェを詩的に演出し、観る人に深い感銘とインパクトを与えたと青木氏は説明した。
また、山田大揮氏が構築した展示空間や舞台効果のはたす役割の重要性にも言及した。

　次に1月に千歳市民ギャラリーで開催予定の「＊＊＊＊のためのプロンプト」という展覧会について山田大揮氏が説明した。この展覧会のテーマである「世の中に存在する表現が誰による表現なのか」という視点で山田大揮氏と山田萌果氏が議論をした。議論の中でアートを深く理解するためには「歴史を知る」ことが重要であると現代アートを事例に説明した。美術は社会の価値観や状況と密接に関わっているため、ダイバーシティ・多様性、そして多文化共生を推進する時代ではアートの果たす役割は大きいと話した。

第5回タウントークは、2024年2月28日に千歳市主催の「次世代エアモビリティセミナー」で共催する予定である。会場は千歳市民文化センター、開始は18：00である。

※諸般の事情により今回の動画は非公開といたします。