2025年度第1回オープンサイエンスパーク「ミクロな世界への冒険 昆虫採集と電子顕微鏡体験」を開催しました!

Date:2025.08.25

夏休み恒例イベントとなった本年度の第1回オープンサイエンスパーク「ミクロな世界への冒険~昆虫採集と電子顕微鏡体験~」を2025年8月5日(火)に開催いたしました。

このイベントは小中学生の夏休みに合わせ、自然や科学に親しんでもらうことを目的に毎年継続して開催しているものであり、7月初めの開催告知と共に応募者が殺到、当初定員を超える15名の小中学生と保護者7名が参加されました。全体の企画・運営については応用化学生物学科の平井先生(地域連携センター副センター長)及び平井研究室の学生8名が担当、特別講師として今年も国立科学博物館の野村周平先生、北海道大学総合博物館の大原昌宏先生をお招きしています。

最初は昆虫に関する専門的な知識を学ぶ大原先生による「昆虫採集講座」からの開始でしたが、早くもこの講座の段階から参加の子ども達から活発な多くの質問や意見が出され、このイベントにかける熱い思いが伝わって来ます。
その後、大きな期待を胸にいよいよ外に出ての昆虫採集です。例年、大学研究棟から千歳湖まで足を延ばし、特に千歳湖周辺を中心に行っていた昆虫採集ですが、今年は春先から近隣でのヒグマ出没事例が散見されていたこともあり安全配慮の観点からルートを変更、今年は千歳湖には立ち入らず、大学研究棟周辺を主とする昆虫採集となりました。それでも、前日から野村先生や大原先生が昆虫採集トラップを仕掛けてくれており、そこに入った貴重な多くの昆虫たちに子供たちから大きな歓声が上がっていました。

午後は大学に戻り、採集した昆虫たちの顕微鏡観察です。顕微鏡観察体験は2グループに分かれ、平井研究室の学生サポートによる蛍光顕微鏡・実体顕微鏡での観察や映像撮影、最大性能の電子顕微鏡によるμm(1000分の1ミリ)、nm(100万分の1ミリ)単位での観察を交互に体験、ここでも多くの驚嘆の声が上がっていました。
最後は大原先生による標本作り指導です。これには子供たちだけではなく、保護者の皆さんも先生の指導に熱心に耳を傾けていました。

終了後、今年も皆さまから「楽しかった!」「来年も参加したい!」「将来、大学に入って昆虫研究したい!」等の笑顔での感想を多くいただき、関係者一同大変うれしく思うと共に、あらためてご参加いただいた皆さまに心から御礼申し上げる次第です。誠にありがとうございました。