公立千歳科学技術大学 地域連携センター

2021年度第12回タウントークを3月31日木曜日19：00～20：00の1時間、オンラインで開催いたしました。 今回のゲストスピーカーは札幌国際大学縄文正解遺産研究室長の越田賢一郎氏。「キウス周堤墓群の価値と魅力をもっと知ろう！」をテーマに札幌国際大学から講演していただきました。 令和3年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つとして世界文化遺産に登録されたキウス周堤墓群。越田氏は文化遺産登録に向けて精力的に活動され、登録後はキウスの価値や魅力についてメディアや講演等を通して積極的に発信しています。今回のタウントークでは長年千歳での発掘調査や研究を通して分かったキウスの価値をマルチな視点でお話いただきました。特に北海道の森、海、そして雪が育む大自然が1万年以上続いた縄文時代の厳しい環境で定住型集落を縄文人に可能にさせ、そこで生まれた先史文化や持続可能な社会形成からキウスという世界文化遺産が誕生したという説明は、多くの視聴者に縄文ロマンをかんじさせるだけではなく、千歳の魅力やそのポテンシャルを再認識させてくれました。 また、世界文化遺産に指定されたこの素晴らしい周堤墓群を今後どのように保全し、活用するかという点では、本学の曽我教授がARやVRのような最新テクノロジーを活用することの重要性を指摘し、今後は本学の強みを最大限に活かした研究、教育、そして地域貢献をキウスというフィールドで積極的に行っていくことが必要であると感じる講演となりました。   動画アーカイブはこちら