【千歳学ノート vol.13】「学生が地域の課題を考える情報処理プロジェクト」
Date:2020.03.04
以前「学生が千歳の魅力を考える授業」で,「システムデザインプロジェクト」という情報システム工学科3年生の授業をご紹介した。本学では,他にも「地域」をテーマにした授業を行なっている。今回は「情報処理プロジェクト」という情報システム工学科2年生の授業をご紹介する。
この授業では,我々教師からテーマを示し,このテーマについて,1グループ3名の学生が組んだ。今回のテーマは,北海道一の生産量を誇る千歳の玉子や,地元グルメの一つである千歳バーガーなどに加えて,先日支笏湖畔にオープンした王子軽便鉄道ミュージアムでテープカットの際に紹介された「山線鉄橋の歌」,仮設住宅として使用するスマートモデューロ(アーキビジョン21社)など多岐に及んだ。学生は授業中に千歳市内に出ることはないが,積極的に活動してくれた。例えば,千歳バーガーをテーマにしたグループは,具体的に経費も計算を行い,本学の食堂で提供できないかと食堂と交渉した。「山線鉄橋の歌」のチームは,歌を歌うプログラムや伴奏を自分たちで作成して音源を作り,これを駅メロに使えないかJR千歳駅と相談した。
このように,公立千歳科学技術大学の学生たちは,実に元気で積極的である。こうした授業を通じて,近隣の皆さんと積極的につながりを持ちたいと考えている。
公立千歳科学技術大学 教授 曽我聡起
出典:千歳民報コラム「ゆのみ」(2020年2月22日号)
※この記事は千歳民報社の許可のもとに転載しております。