【千歳学ノート vol.8】千歳バーガープロジェクト

Date:2019.11.05

先日,この「ゆのみ」のコラムに,支笏湖温泉旅館組合事務局長の川崎孝利様が「千歳バーガーは5周年」を書かれていた。本学の学生も「千歳バーガー」に関わっているという話をご紹介したい。
昨年,千歳バーガーの写真投稿キャンペーンに,私の研究室の学生が応募すべく,一緒に千歳バーガーを食べて回った事がきっかけだった。この経験を生かし,今年は,写真投稿キャンペーン用のチラシ作りに関わり、学生らがゼミの時間に集中して議論を行った。これは,本学の講義であるサービス科学やサービス工学などの知見を生かした取り組みである。その結果,いくつかの改善点がチラシに盛り込まれた。例えば,千歳バーガーに参画している店舗を地図上に示すと,市内,市外,支笏湖周辺に集まっている。こうした地区の枠線の色と,各店舗のアイコンの色を統一することで,最寄の店舗に行きやすくなった。
さらに貢献ができないかと考え,千歳バーガー協議会と話し合った結果,学生たちを中心に「千歳バーガープロジェクト」を立ち上げた。このプロジェクトは,本学の学生のほか,札幌国際大学や,斜里高校の生徒らがネットを通じて参加し,学生や生徒の若々しい意見を集め,課題解決に取り組んでいる。これまでの取り組みで,統一されたデザインによる包装紙や,パッケージケースなどのアイデアが生まれた。現在は,千歳バーガーを支援するアプリの試作に取り組んでいるところである。乞うご期待。

公立千歳科学技術大学 教授 曽我聡起

出典:千歳民報コラム「ゆのみ」(2019年10月28日号)
※この記事は千歳民報社の許可のもとに転載しております。